アメックスは海外・国内で使える場所は多い?使えないのはどんなところ?

ametatsu

アメックスは他の国際ブランドカードよりも入会特典やサービスが突出していて、カードの加盟店数も多いように思われていますが、実は国によってかなり偏りがあります。

世界でのアメックスの他ブランドとのシェア比較、利用可能国、独自の優待特典から海外・国内での利用状況とアメックスの上手な使い勝手を徹底検証しました。

アメックスは実は海外であまり使えない

アメックスは正式名称である「アメリカンエキスプレス」が示すように、アメリカ合衆国を中心としたカナダを含む北米エリアで最も使い勝手の良いカードです。

しかし、それ以外の地域ではあまり万能とはいえず、ヨーロッパ、オセアニア、アジアでは高級店やホテル以外の一般商店やレストランで利用できない場所がまだまだ多いと言われています。

これは、アメックスが元々富裕層向けにサービスを展開してきたクレジットカード会社であり、そのブランドイメージと高いサービスを維持するために発行枚数を制限していたためです。

それ以外にも外貨手数料が高いため、店側がアメックスの利用を敬遠していることも要因の1つとして挙げられます。

5大国際ブランド手数料一覧

ブランド名 手数料
VISA 1.63~2.16%
Mastercard 1.63~2.16%
JCB 1.60%
AMEX 2.00%
Diners 1.30%

多くのカードがおおむね1.6%前後の手数料が上乗せされていますが、アメックスは2.00%と多めの手数料がかかります。ここからもアメックスが使うよりも保有することにメリットがある理由が分かります。

海外での加盟店が少ない理由は、発行シェア率の低さも影響している

また、カード会社の発行シェア率にも海外で使えない理由のヒントが隠されています。

クレジットカードの世界では「五大国際ブランド」と呼ばれる言葉があり、VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners Clubがそれに含まれます。

最近では中国の銀聯カードもシェアを伸ばしてきていますが、厳密にはデビットカードであるためここには含まれません。

五大国際ブランドとはいえ、実質VISAが6割と過半数を超えるシェアを占め、次いでMaster Cardが3割、そして残りのパイをJCB、American Express、Diners Clubで分け合う構図となっています。

アメックスと提携を行ったJCBを合わせて、5%くらいのシェアとなるので数字だけで見るとあまり大きいとはいえないでしょう。

また、加入者の質がここには反映されていないので、クレジットカードのサービスを重視する場合シェアの大きさは必ずしも重要であるとは限りません。

なぜなら、アメックスは使うよりも保有することに意味があるからです。そして、その理由はアメックスの提供する豪華な特典にあります。

「空港ラウンジの利用」「ホテルの予約、宿泊割引」「旅行障害保険」といったカードに付帯するサービスのクオリティの高さには定評があり、カードのランクによってそのサービス内容はさらに充実します。

海外での利用店舗数の少なさは、2枚持ちでカバーできる

ここまでで、アメックスは海外で利用できる店舗が他の国際ブランドと比べて意外に少ないことが分かりましたが、この問題は異なる国際ブランドのカードを「2枚持ち」することで簡単に解決できます。

2枚持つことで紛失時のリスクを減らすこともできますし、アメックスの特典を生かしつつ、アメックスに不足している機能を補うことができます。

アメックスと一緒に持ちたいのは一番普及率の高い「VISA」カードです。そして、アメックスはキャッシング機能がないため、両替などの手数料を浮かせるためにもキャッシング機能を持つカードが好ましいです。

ブランド別加盟店数比較

ブランド名 加盟店数
マスターカード、VISA 約3,810万店
AMEX、JCB、ダイナーズクラブ 約2,300万店

クレジットカード業界には「イシュアー」と呼ばれるカード発行会社があります。イシュアーは複数の国際ブランドのカードを一手に引き受けており、加盟店開拓も同時に引き受けています。

そのためブランド加盟店数は提携グループで似通ったものとなり、VISAとAMEXは異なるグループに属するため1,500万店もの開きがあります。

カードの候補としては「VISA」の他にも「master card」などが年会費の負担なども少なく必要最低限の機能を持っているのでおすすめです。

国内でアメックスは問題なく使える

逆に国内では使える場所が少ないイメージを抱かれている人も多いと思いますが、今ではコンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストアといった身近な日用品を購入する場所から、マクドナルドを始めとしたファーストフード店まで利用できます。

Amazon、楽天、Yahooショッピングなどのオンラインショップでももちろん使えますし、携帯電話料金、医療費、さらに意外なことに電気、ガス、水道などの公共料金もアメックスで支払を行うことができます。

従来アメックスは国内でも使える場所が少ないカードでしたが、国内大手のJCBと提携したことで使えるシーンが急激に広がりました。

詳しい加盟店の情報はアメリカンエクスプレスの公式ページに掲載されているので、ご興味のある方は是非一度ご覧下さい。

まとめ

海外に強いアメックスですが、実は使える場所は思い描いているほど多くはありません。国内に関してはJCBと提携したことにより使えるエリアは徐々に広がっています。

一見それはデメリットに思えますが、アメックスの提供する特典のメリットやカードを2枚持ちすることで簡単にカバーできることを総合的に判断すれば、そこまでの問題ではありませんね。